田酒 純米大吟醸 百四拾
美味い酒と巡り合わない。とよく言われる。
旨いか不味いかは人の好みなので、どうすれば美味しい酒と巡り合うかは、中々一口では教えられない。ただ言える事は、もしもどこかで飲んだ酒が「こりゃ旨いぞ」と思えたら、その銘柄を覚えてもらいたい。
その銘柄だが、どこどこの酒だけではなく、例えば田酒を飲んだとする、その田酒も数々あるのでその中で「百四拾」が旨かった、そんな覚え方で好きな酒を、一本、二本と増やして、そこから好きな銘柄を増やしてもらいたい。
そんな事で銘柄を覚えてもらえれば、「おっ、この店には田酒があるぞ」てな飲み方で旨さを楽しんでもらえる。そして同じ田酒でも色んな味があることが分かってくる。さらには、店の保管方法、どれだけ大切に酒を保管しているのか、それが味に反映するのですぐに店の良し悪しも分かってくる。
少々回りくどい話になったが、本日は「田酒 純米大吟醸 百四拾」で攻めてみたい。
さてこの酒、一体いくらで買えるのか、検索結果は次の通りだ。
楽天「15,400円一升瓶でこの金額。四合瓶だとその半額7,700円」Amazon「四合瓶で9,300円」。
では定価ではいくらなのか。田酒特約店では税込3,300円で販売している。どうだろうか、本来の金額からかけ離れた金額で販売されるこの値段。2倍以上に膨らんだ額は「いかがなものか」と首を傾げる。
これは購入する側にも問題がある。「高くても売れるんだ」これが販売額を大きく引っ張る。ただ、購入者は自由なので「高くったって欲しんだ」となればこちらが四の五の言う気はない。
ただ、これだけはご勘弁願いたい。購入内容に問題があったとしても蔵元に苦情を入れるのだけは辞めてもらいたい。保管方法も定かでない、そんな酒を購入して「旨かないよ」「えっ、老ねてんじゃないの」などと文句を蔵元に言う輩がいるらしい。
これは許されない。
そんなこんなで、「田酒 純米大吟醸 百四拾」の素晴らしさを少々語りたい。
そもそも百四拾だが、これは青森県産米で開発されたのが「華想い(百四拾)」。全国に誇れる酒米だと評判である。
私は、あまり田酒は口にしない。しかし、この酒は「旨い」。やさしい香りと、飲み口に嫌味がない。爽やかな味わいは是非試して飲んでもらいたい。勿論、購入するなら特約店から定価で買ってもらいたい。
しかし、定価でも少々お高いので、そこは「ご勘弁」。
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