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11月14日は唎酒師の日

  

1991年の11月14日に、唎酒師の第1回認定試験が行われた。それを記念して、11月14日を「唎酒師の日」としたそうである。

その当時と言えば、日本酒の世界が変化しだした時期とも言える。今までは「酒は辛口だね」と分かるようで分からない蘊蓄で呑み助が叫んでいたものが、薫り高い「旨口」の味わいが広がりだした時期とも言える。

地酒の旨さ、生酒の旨さも再評価された時期なのかもしれない。

現在では流通機構も良くなって、地方で生まれた生酒が、冷蔵トラックで運ばれてそのまま冷蔵庫に鎮座することが容易くなった。そのお陰で旨い酒が、何時でもどこでも味わえる、いい環境が整ったことになる。

そんな中、唎酒師の存在も脚光を浴びることになる訳だ。まさに日本酒のソムリエである。

唎酒師というと、この酒が何処の銘柄か当てると勘違いしている方もいるようだが、ワインのように何年の何処の地方でとれたブドウで、などと当てるのを目的としている訳ではない。

本来は、料理とお酒のマリアージュを楽しみ、その相性を提案する。はたまた、冷やしたほうがいいのか、燗付けした方が旨いのか、お客の嗜好にどれだけ近づけるのか、その相談役とも言える。

いわゆる、日本酒に関するプロと言えば格好いいのか。その資格を「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)」が認定し、「NPO法人FBO」が公認するのである。

所で、この記念日。これって、誰が決めているの?と疑問がわかないかな。

どうも、調べてみると日本記念日協会が決めているそうだ。しかも、登録料を支払えば、それなりに決めてもらえるようなので、11月14日の唎酒師の日も内輪のお祝い記念日のようなものかもしれない。

ちなみに、小生も唎酒師の資格があるので昨夜はお祝いをすべきであったが、そんな事は全く忘れて、静かな夜を過ごして一日が終わっていた。

そうです、昨夜は禁酒の日なのであった。


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