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爽やかなり奄美の風

  

空港に降り立てば、爽やかな海風が頬を叩く。この時期、東京では寒空が続くが奄美大島は軽く一枚羽織れば優雅に生活できる。さすが南国の島。

ただ、勘違いをしてはいけないのが5月から10月頃までは湿気がおぞましいほど追いかけて来る。太陽の陽射しとムシムシする湿気は何度行っても馴染めない。

しかるに11月末という最適な時期を選択して奄美大島に到着した。

わナンバーが列をなすレンタカー会社から車を拝借。スムーズにエンジンをと思いきや、その掛け方が分からない。新しい車はキーもいらない。

ミラーの動かす場所も分からない。「新しい車は分からんぞ」と叫んでは見たが、呆れ顔の担当者に教えてもらったがサイドブレーキをかけながらの発進となった。

「何だか赤いランプがついてるぞ」「進みも遅いな」と訳も分からず車は走り出したが、問題解決に時間こそかかったが、アクシデントも旅の楽しみの一つである。

そこで向かうはジェラートの店、「ラフォンテ」である。奄美空港から車を走らせれば15分ほどで到着、駐車場もあるので立ち寄るには絶好の場所である。

店は白を基調とした可愛らしい女性が喜びそうな造りでもある。店内には若い女性店員さん。このような場所にはジジイ、ババーはいらない。

こちらはジジイだが金を払う以上ご勘弁願いたい。ショウケースの中には10種類ほどのジェラートが季節のフルーツ素材を前面に出して並びに並んでいる。

それでも注文するのは真塩(マシュ)。「なんじゃそりゃ」と思うだろうが「これが旨い」バニラクリームにほんの少し塩を併せた絶妙な甘味感。是非ご賞味あれ。

さらには奄美黒糖のジェラート。ご当地商品で喉越しを楽しむ。

かにかくに御託を並べてもつまらないだろうが、過去にこんな出来事もあった。

ヤギのミルクで造ったソフトクリームを食べた別の店で、同伴した島人の女性の一人が女性店員に「これヤギのミルクなの」と何喰わぬ顔で質問をした。

店員さんは「ハイ」と笑顔で答えたが、次の質問に顔色が変わった。「ねえ、お姉さん。このヤギ食べないの」と真顔で質問したのだ。

店員さんは作っていたソフトクリームを倒しそうになりながら「食べませんよ」と目を吊り上げて返事をしたが、その島人「食べないんだって。美味しいのにね」と…。

確かに「ヤギ汁あります」と夜の居酒屋には書いてあったが、そんな質問はしないだろ。と、思ってはみたが奄美では、かつて海ガメも食べたそうだ。


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