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燗アガリ(かんあがり)

 

200908

暑い!

大型台風が通過したかと思えば暑さがぶり返す。コロナ禍でマスクは息苦しいし、かと言え裸で歩くわけにもいかず、こんな時は冷たいビールで、か~っと行きたいところだが…。

そこで、本日燗酒で攻めてみたい。

話に整合性がないが、そこはそこ、酒飲みは粋でなければならない。暑い中でも、ほんのり額に汗を滲ませながらお猪口の角に唇を添えてズズズッと味わう燗酒の旨さは一言ではいい表わせない。

さて新宿駅から西武新宿方面に足を向ける。そうさな、西武新宿駅からは徒歩3分程度だろうかビルの3Fに燗アガリがある。今時珍しい炉端焼きの店向き、カウンターに座るお客に大きな杓文字で料理を渡す、なかなか目にすることがなくなった情景だ。

席に着いた。まずは「大七」を日向燗で注文、その前に生ビールももらったが、それは愛嬌。喉を冷やしてから柔らかな味わいを楽しむ。「大七、いい酒だ」。

燗酒の店に行くと、燗のころあいをどのように確かめるのか、それも楽しみの一つだ。チロリの底に指を当てて確かめる者。湯気の立ち方で温度が分かる天才もいる、この店ではころあいの温度を唇と舌先で確認をする。しかもお燗番は若い女性従業員だ、綺麗な立ち姿に惚れ惚れする。

ちょどこの日は逢うことができなかったが、二代目女将も若き女性と評判が高い。

話が逸れた。

新亀を注文する。「ぬる燗で」と叫ぶと、「お客さん新亀は少し熱めのほうが旨いですよ」と孫のようなお燗番にたしなめられる。言うことが正しいので、老いたる者は若き者に従うとする。

「いい燗付けだね~」と声を添える。

焼き魚と野菜が酒の肴に並んだが、正直何を頼んだかはあまり記憶にない。それより締めに注文した土鍋ご飯が実に旨い。

この店、只者ではない。

土日は昼の1時から営業している。この日も、外に出ると太陽が眩しく輝いていた。最初、「朝まで飲んだか?」と目が眩んだのは年のせいだろうか。


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