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創作料理とおすし 希味(のぞみ)

  

先週は京都天橋立を書かせてもらったが、京都に行けば何を食するのか、これも旅の楽しみである。

宿泊先は、京都の五条に宿を構えた。烏丸通りを京都駅から歩くも結構、暑い夏の夜は勘弁と思われる方は地下鉄五条駅で下車してもらえれば直ぐである。

烏丸仏光寺1本東の細い路地を北に入ると希味が目に留まる。と書きたいがこの店、看板がない。京都風の町屋造りの格子戸からほのかに光が延びていれば多分間違いないと思う。間口の狭いそんな店も奥に100席も確保されているのだから、驚いてしまう。

料理はすべておまかせ料理。夜のコースは一人2,500円~5,000円までの4コースしかない。

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さて、そのおまかせ料理が11品。止まることなく運ばれてくる。2,500円のコースでも紛れもなく11品、全て小鉢料理なら納得もいくのだが、オードブルの3種盛に始まり豆乳鍋と続く。

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海の幸のゼリー寄せが箸休めなのだろうか。続けば、海老とトマトのクリーミーグラタンまで発展する。はてさて、出るは出るは。今、何品目かも忘れてしまうその料理。

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てまり寿司が並んだ時にはため息が漏れてしまった。満腹を通り越して「まだあるの!」と叫びたくなった。

最後の最後、デザートも3品並ぶのだからお手上げである。だからと言って料理に手抜きがないのだから、このコストパフォーマンスは、他の店には真似できない素晴らしさと言いきっていいと思う。言い忘れたが、酒にも手抜きはない。

さすがに大食の小生も後半では「後何品あるの?」と尋ねたくらいだ。最後に箸を置いたときには、店の人に「お疲れ様でした」と労をねぎらわれた。隣の席の若い女性からも笑い声と共に「もう、食べられない」と共感の叫びが耳に飛び込んできた。

正直に書くが、この店で完食するにはそれなりの覚悟と根性が必要かもしれない。


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