飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 (美酒について)
日本酒で評判の銘柄を造っている男がいるんですが、この男とあるとき、何で酒は寝かせたら喉ごしがよくなるのか、なんで真っ当な酒は水に似てくるんだと、話し合ったんです。
おじさんもコニャックからスコッチからいろんなものを飲んで研究しているわけです。
新潟の田舎だけれど。それが説明できないというの。
今の発酵化学の段階でもこの味覚は説明できない。結局、酒が喉にひっかからんと、ツルツル落ちていくということは、酒の分子が多年寝かせているうちに全部縦に並びよるんではないか。結論は寝かせておくしかないと。—中略—だけど極上品ね。飲んでごらんなさい、酔わないですよ。そして心身自ら冴えわたる。
対談 美酒について 吉行淳之介・開高健
こんな経験を本日も味わいました。
気が付けば残り僅か2合ほど、しかも二日酔いは決してありません。
酔って憂さ晴らしされたい方にはお薦めしません。
5年の歳月が過ぎても福島の銘酒が飲める幸せは何物にも代えがたい喜びです。
福島県 (資)廣木酒造本店飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒
精米歩合55% アルコール分17度
1.8L 2、600円(税別)
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