山小舎の蔵 萬膳 芋焼酎(樋口くに)
樋口くに(樋口一葉の妹)
大正15年7月1日逝去。
色白ですらりとして、高い鼻と鮮やかに赤い口をもった西洋人のような
美しい人。
半衿は男物の黒八を重ね、下駄は糸柾の両ぐりに白鼻緒、地味は粋の
つきあたありといったすっきりした様子。
盆暮れには礼儀正しい挨拶と多分な贈り物を持って来訪する。
私は注意してその人の話を聞き、そして子をもつ女の柔らかさに感化された。
父は「利口な女さなあ」「大した鼻だよ、立派だよ」と言った。
父の鼻は低いのである。
幸田文(父・こんなこと)より
一葉の初期作品には、露伴の影響があったと指摘されている。
一度きり面会している。
死後、全集や日記の刊行に尽力した。
“地味は粋のつきあたり”なんと洒落た言葉なんでしょう。
霧島山中渓流手篭川近くの小さな蔵です。かめ壺仕込み、木樽蒸留にて
醸しました。
幻の焼酎としてフアンが多いのが納得できる、優しい味わいです。
鹿児島県 (有)万膳酒造 山小舎の蔵 萬膳 芋焼酎 黄金千貫 黒麹
1.8L 25度 3、133円(税別)
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