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優歩(ゆうほ)

  

今日紹介するお店は、少々遠いのが玉に瑕。
それでも行きたくなるのが、この店である。「優歩(ゆうほ)」

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奄美大島名瀬市。
バニラ航空で片道1万円以内で行くことが出来るのだから、お手頃だ。
しかも自然の宝庫、マングローブと島唄が聞ければ最高の環境である。

さて「優歩」だが、店の入口には看板もなければ暖簾もない。
店先に青々と葉が生い茂り、ちょっと見ると店とは誰も思わない。
それでも、次から次へと人が吸い込まれて行くのだから実に不思議だ。

客が集まるには意味がある。美味くて安ければ人は来る。
これ、商売の鉄則。店構えに金を使わなくても、お客は集まる。
それだけ味にも酒にも、しっかりとしたポリシーが見て取れる。

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まずは酒。奄美と言えば黒糖焼酎、定番の品揃えは勿論だが、
日本酒もきちんと揃えている。
開けた一升瓶を丁寧に空気抜きする姿勢で、まず合格。
店内に貼られた日本酒のラベルは、見ただけで唸ることが出来る。

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焼酎の街でも、日本酒にこだわる。
食材も、その日畑で採れる新鮮な野菜で調理する。
であるからこそ、味も新鮮そのもの。
店内満席の盛り上がりは、100%理解できる。

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まず、味わってもらいたいのが島らっきょうの天ぷら。
これお通しだから、メニューにはのっていない。
このホクホク感はニンニクの天ぷらに近いものを感じる。
さらには豚肉の塩茹で料理。スープをすすると堪らない。
そこに流し込む黒糖焼酎の旨い事…。

この店。場所を紹介したいが、表現方法が思いつかない。
「住宅街の一角に、灯がともる看板のない店。」
これでは分からないだろうが、地元の人に頭を下げれば、
教えてもらえるかもしれない。

「優歩」もう一度行ってみたい店である。

奄美市名瀬金久町16-16
TEL 0997-53-1585