鶴齢 特別純米24BY (人になる)
先月の「デザイナーベビー」編にて
「性格は遺伝子として引き継がない、育った環境で左右されるのでは」
と書きましたが。
井上ひさし氏の、エッセーを見つけました。
子どもたちの語彙が、一歳で五語、一歳半で四十語、二歳で二百六十語
(いずれも平均)と増えて行き、
三歳になると一気に八百語に増加するそうです。
そして八百語前後で自意識が発生するということで、
三つ子の魂百までの諺どおり、子供は八百語で自分の意思を
もつのだそうです。
五歳から七歳に各種の接続語と接続法を積み重ねることが可能になり、
そして、十三、四前後に、言葉の秩序化が行われる。
自己を中心に秩序立てて整理し、自分なりの世界観を確立する。
そしてようやく「ひと」になるのである。
しかし、子どもたちを育てる世の中は、およそ貧弱な言葉しかもたず、
その素行も目を覆うばかりである。
大人たちに、ことばを正確に、誠実に、ゆたかに、
そしておもしろく使うという覚悟がないかぎり、子どもたちに未来はない。
う~ん、親として反省しきりです。
すでに手遅れという思いすらあります。
新潟の地元に出荷している割合が圧倒的に多い蔵元です。
古いタイプの、しっかりした味わいが楽しめます。
最近の、香りと口あたりだけ追及するのも嬉しくありがたいのですが、
あ~、これが日本酒だ!という力強さを感じます。
新潟県 青木酒造㈱ 鶴齢 特別純米 24BY
精米歩合55% アルコール分17度
720m? 1、680円(税込)
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