渋谷散策の旅、つづき…。
渋谷センター街。宇田川を暗渠にしたので、左にゆるくカーブをえがいてます。
アーチをくぐると、右側に10円寿司の「江戸一」?ジェラード屋さんに変貌。昔はマグロ・イカ・タコ・コハダ・サバなど握って、4~5人前で1000円!でした。
左に目を向けると、西村フルーツパーラーの軒先に、シルバーアクセサリーショップ。表側には、変わらず西村のフルーツが盛りだくさん。
実は暗渠工事したのに、このブロックだけ地下1階が存在しています。他のブロックには見られない、何故に此処だけ?角の地下におりてゆく、そば処も長くがんばってます。
右の角には、喫茶「ロロ」左側GRANZには「キューピー」という懐かしい、喫茶店がありました。キューピーはカレーライスが美味しく、一緒に生卵の黄身、を乗せる食べ方(最近知ったのですが、関西では昔からある食べ方)を覚えました。「カレー黄身だけ」を注文できるのは常連の証でした。
右側にあった「万葉会館」がセンタービルになってました。
その手前には洋食の「フジミ」。コック帽もりりしく清潔感のあるコックさんによる「スパゲッテイ・カツ」これは絶品でした。
まっつぐゆくと、左に洋酒バー「門」の看板が見えます。この店も古いですね。「門」を見て、右に曲がると、交番。その後ろに中華「兆楽」ここも、歴史があります。
まっすぐ行くと右に東急ハンズ。その手前、左側には渋谷で2件だけ存在していた、銭湯がありました。
スパゲッテイの「壁の穴」は懐かしいですね。昔は、飲食店の味付けとメニューの個性がしっかりしていました。
バーも狭いスペースで点在して、ゆっくり寛げる大人の街。
週に2回ほど、食事のあと終電近くまでバーで、会話を楽しみ、1ケ月2万もあれば楽しめた、そんな大人の渋谷が懐かしいです。
昔も居酒屋はありましたが、今の居酒屋は何で店員が大声でオーダーを受けるのでしょう。うるさくて会話が出来ないんですが。
さらに某有名コンビニチェーンでも、店員(若い男)の声が煩いのが出現してます。
焼肉の牛角は本当に煩く、あまり好きではないですね。
今では、下手なキルト作品のように、街全体がつぎはぎだらけでバラバラです。
風俗&どれも不味く個性のないファーストフードなど、すっかり変貌してしまい、ゆったり歩いてウインドーショッピングを楽しむ光景とは、全く無縁の荒廃した、商店街になってしまいました。
「109」が出来てから、大きく変貌してしまったんですね。若者文化の発信場所として、「時代をリードしてきたんだ。」と言う誤った思い上がりが、こういう結果を生んでしまいました。
変わらずひたすら、本物を追求する佐賀県「鍋島」に心の拠り所を求めてしまいます。
純米吟醸・赤磐産雄町100% 生詰 720ml 1680円。
この記事へのコメントはこちら