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顔のシミについて

  

この頃、顔にシミが目立ち始めてきた。老人性色素斑という奴か、年輪が重なってくると色んな場所にその変化が現れ出してくる。

非常に面白い。しかし、これも野郎の面だから笑って過ごすことも出来るだろうが、女性の場合、気になる人は「何とかしたい」と感じるようだ。

そりゃ、テレビのコマーシャルを見ていれば如実に表れてくる。「この人何歳に見えますか」答えを聞いて「あれ~」何とも若々しいライトの当て方。そこで登場、今から30分以内定価の半額で提供。オペレーターを増員してご連絡をお待ちしています。

そんな内容を見ていれば、女性の美意識感覚は日本経済を支えているのだろうと敬意を表す。しかし、これも野郎どもが女性の美しさを追い求めるがゆえの現象だろうと思うのだが。

さて、話は飛ぶ。

先日仲間数人で、2泊3日の小旅行を行った。熱海から葉山と海岸を望みながら足向くままに散策の旅だが、途中江の島海岸で休憩となった。

海を見ながら、昼食の酔いをさます気分で、海風にあたって時間を過ごしていた。

そんな時、ひょんな話の展開から最年長の一人の女性からスマホに取り込んだ若かりし頃の水着姿が披露されたのである。

50年前の白のビキニ姿。スレンダーな肢体から流れるオーラは野郎たちのエネルギーを歓声に変えた。「スゲー!」今まで、目を閉じて死んでいるのかなと思われた一人のオヤジは飛び起きて喜びを表現した。

「いいぞ、こりゃいいぞ!」との雄叫びもここまで。その写真は顔の部分が加工されて誰だか分からなくされている。一人が疑問を呈した「これ本当にあんたかい」。

それからが大変だ。「違うんじゃないの。だって今と似ても似つかないじゃない」「だいたい50年前の写真をスマホに取り込んでいるって変じゃない」やんや、やんやの会話の展開。

しかし、その会話も潮風に流されて、笑いのネタとして落ちはなかった。それにしても、女性の美しさへの執着は男より勝に違いない。50年も前の写真だってかつての美しさを今でも忘れないその思いは顔のシミとも交差する。

それにしても、我輩の仲間たちの女性は、どなたも年齢よりはるかに若く感じる。正直言って、70過ぎの女性もどこから見ても10歳は若く感じる。

酒は飲むし、いつまでも元気だし。その若さは、どこから来るのだろうか。やはり、顔のシミも見えない工夫に余念がないからだろうか。

それに比べて男どもはどうだろう。少しは女性のはつらつさを学ぶ必要は感じるべきであろう。

もうすぐ、仕事も無くなる年齢、「もう一度、方丈記を読み直すとするか」。


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