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焼きとん あかし

  

都営新宿線、曙橋駅から四谷三丁目方面へと坂道を登りきる。住所の表示を見ると「荒木町」、小粋な町名へと街並みは変わってゆく。

新宿通りに出たと思うと、左に曲がる。そして小さな店が顔を出す。本日の目的地「焼きとん あかし」に到着となる。

店内はテーブルが3つ。 そしてカウンターには4人分の丸椅子。気軽に入れる屋台風の居酒屋だが、夕方5時になれば店内一杯の客で賑わうとの情報なので、開店と同時4時には店に入る。

メニューを見て驚いた。焼きとん1本、130円。「何、安いじゃないか。この値段に体から歓喜の雄叫びだ」。

早速注文。まずは、生ビール。キンキンに冷えたジョッキに生ビールが溢れんばかりに注がれる。キューッと気道に流し込めば「プハーッ」と一言。

台風が近づき天気が大荒れと予報では言われていたが、心の中は晴天気分。店の入り口にかかったビニールの風よけがパタパタと絶妙な雰囲気を醸し出している。

そこで、名物「焼きとん」を注文、ここのレバが味噌味で絶品である。「レバー」ではなく「レバ」と書かれているので「レバ」と表現、しかも味噌味と来ている。柔らかくてとろける旨さだ。

当然だが、「シロ」も旨い。くどいようだが、これも1本130円。串の数が増えるにつけて酒の量も並行して流れて行く「くどき上手 ばくれん」でテンションをピークに運び込む。

この店、高田馬場から、四ツ谷駅前に移転したそうだが、いい場所に陣取ったと思いながらさらに酒は進んだ。

一人で入るのも良し、仲間数人でテーブルを囲むのも良し、下町の居酒屋気分を荒木町で満喫するのはいいものだと思う。

そして、続けて3軒梯子が続いた。綺麗なお姉さんがいる店にも、それなりに綺麗なお姉さんがいた店でグラスを傾けた時には夜10時を回っていた。

こんな数時間。きっと、この街が好きになると我輩は思うのである。


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