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旅は苦労の連続

  

さて、今回も熊本にて小田和正コンサートである。

なぜこんな遠方熊本まで来たのかといえば、昨年11月横浜アリーナでのコンサート時に、小田さんがポソっと言ったのである。「5月に熊本でコンサートが決まりました」そんな言葉を聞き逃すはずがない。

この人生、行ける時に行かなければ思い残す事になる。そんな理由でコンサートのチケットを購入したのである。

さて、普通だと、この辺でご当地情報をアップするところなのだが、それどころじゃない。今回のコンサート会場に行くだけで苦労の連続であった。

ではではスタート。

まず熊本駅からバスで50分もの距離があるコンサート会場グランメッセ熊本に行くのが大変。本来だったら電車で行こうか、バスで行こうか選択枝が幾つかあると思うが、選択なんてある訳もなく「そうだ、熊本空港から熊本駅をむすぶ間にグランメッセ熊本がある。これで向かおう」と思うが、しかし、しかしである。コンサート会場近辺では交通渋滞が予想されるのでバスは走らせられないとの案内。

「ななな、ナニ」バスで行けなければどうする。「そうだコンサート会場には2500台もの駐車場がある。それだ」レンタカーを注文。しかしやはり同様に会場駐車場は満杯の様子。近隣駐車場で予約状況を確認すると全てが満杯。

「どうすればいいのだ」思考が停止する。

片っ端から電話を入れて「あの~、熊本の人はどうやって会場に向かうんですか。電車は無いし路線バスも止まるし、駐車場は満杯だし。お手上げですよ」何て泣き言を入れれば、「臨時バスが出るよ」とあっさり言われ「早く言ってよ…。」

しかし、これで安心できない。臨時バスの予約はセブンイレブンのマルチコピー機から購入するようだ。さて、ここで更なる問題。セブンに駆け込んではみたが「何、臨時バス満杯じゃん」諦めかけた時、満杯の数字が一瞬「空き」に代わった。「天は見捨てなかった。」クリックで購入。ただ、開園3時間前に会場に到着のバス。

「よし、会場のレストランで食事でもしながら開演を待つか」でも、世の中甘くはない。臨時バスで到着すると会場前で多くのファンがうごめいている。会場に入れてくれないのだ。会場前の1時間半は外で待つ模様だ。西日が差す中、木陰を探して隠れる事1時間半。外には臨時トイレが設置。扉の開け閉めを眺めながら茫然とトイレを眺め続ける。さらに入場しても開演までは1時間半。

「小田さん地方のコンサートは 大変だぜ」と涙しながら、コンサーの感動と酒の話はまたにしよう。「あ~、疲れた」


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