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福岡県 山口酒造場 庭のうぐいす (にわのうぐいす)

  

福岡県の逸品、庭のうぐいす。

知っている方も多いのではないだろうか。ラベルに可愛らしい鶯(うぐいす)が描かれている、その庭のうぐいす。

福岡県の北部にある北野天満宮から飛来した鶯が中庭で喉を潤し、さらには体を清めたところから、天神様に恥じない酒を造る。との銘柄への由来があるそうだが、さて今日皆さんに伝える内容は、ちょっと都市伝説的な話である。

「信じるか、信じないかはあなた次第」であるから、あまり真剣にとらえないでもらいたい。もしかすると真っ赤なウソかもしれない。であるから、蔵元さんから「そりゃ、嘘だ!」と言われたらご勘弁願いたい。

さて、その内容だが。「そのウグイスちゃんの嘴が上を向いていたら、辛口。下を向いていたら、甘口。だそうだ。」

どうだろう。信じられると思うかな。

そこで、ネットでいくつか候補を選んで確認したが、嘴、もしくはウグイスちゃんの頭が下を向いているラベルなんぞは見当たらない。

ただ、上に描かれている場合や、下に書かれている時はある。さらには右向き左向きと、ウグイスちゃんの向く方向は勝手気ままに書かれている。いや、もしかするとこの嘴の向きではなく、書かれている方向に意味があるのかもしれない。

この難問を解くのは難儀な仕事である。ラベルの違う酒を買って、自ら試すしか方法は無いのかもしれない。ただ、これも金のかかるところだし、それほど試行する意味があるのか、甚だ疑問である。

さらには、この甘口、辛口の判断だが、ラベルの裏に酒度のプラスとマイナスの指標が書かれている場合があるが、それで判断した方が早いかもしれない。

そもそも、この甘いと辛い。これもなかなか疑問が多い。

確か利き酒師の試験講習で最初に講師の先生から質問されるのが、「皆さんの前のお酒、辛口だと思う人」と言われて手を挙げたのが会場の約半数。「甘口だと思う人?」残りの半数が手を挙げた。

こんなものかもしれない。つまり甘い辛いも、舌先の判断は人それぞれだとういう事である。

てな事を考えると、ウグイスちゃんがどっちを向こうが、「庭のうぐいす」の味わいに変わりはなく、自分で判断すればいいだけの話ではないか。と、考えるのである。

都市伝説は、これにて終了。


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