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酒と泪と糖尿病

  

小生「糖尿病」である。

何を今さら、と思われる読者の方は多数あると思うが、敢えて身の隠されていた部分も公開しながら執筆に勤しもうと考えた訳である。

糖尿病は理解しながらも、何故表題に酒と泪がくっつくのか?そこである。

実は小生。飲酒は週に4日と決められている。勿論、医者から週に何回などというおぞましい診断が下った訳ではない。そんなことを言われたら一目散に病院から逃げ出してやる。

では誰が、こんな「悪魔のような仕打ち」をするのか?そうである、こんな事を言うのは家族以外誰もいない。「そりゃ、いないはずだよ。酒飲みしか周りにいないのだから」

てな理由で小生の一週間は「火・木・土・日」以外の3日間は禁酒となっているのである。ただどうしても言いたい、この禁酒日にも家族は酒を飲むのである。

「今日は疲れたわ」とのたまわりながらシュッパッとビールのフタを開け「ぷはー!」と叫ぶのである。「ビールのコマーシャルでもあんめいし、うまそうに飲むな」と心で叫びながら「何、その泡の出る飲み物、旨そうだね」と囁きかけると。

「ケケケッ!」と笑い、私の目からは泪が静かに頬を伝わるのである。

先日もお祝い事があって、「今日は飲んでもいいんじゃない?」と、横でワイングラスを傾ける相方に一言声をかけると「どうぞ、私は貴方の良心を信じていますから」と笑顔の返信。

「へっ、良心と両親はいないのですが」と言ってはみたが、洒落がきく相手でもなく、「貴方は糖尿病でしょ。」その言葉がカウンターとなって、目の前の沢庵にかじりついたのである。

そう、小生は「糖尿病」である。

そこで誤解があってもいけないので、2009年3月6日、月の明かり書き込みの「糖尿病の予防に日本酒が」との文面をご覧いただきたい。

「最近、糖尿病を予防すると考えられるインシュリン様物質が、日本酒や酒粕中に存在することが愛媛大学医学部の 奥田教授によって発見されたのです。」とまあ素敵な教授がいるのである。

であるからして、日本酒が糖尿病に必ずしも悪ということではなく、適量を楽しめば、という事である。

しかも、2009年4月14日の月の明かりでは「血糖値高めの人が、ビールの原料であるホップのエキスを12週間摂取したところ、10人全員とも血糖値が改善されたそうです。」とまで書かれている。

「ホップのイソムロン類には脂肪蓄積を抑制する働きがあるのだそうです。」つまり、日本酒もビールも飲酒イコール体に害がある訳ではないのである。

そんな言い訳を書きながら週3日の禁酒日。その夜は15分で食事を終えて、読書に身を投じるのである。しかし、その本の中でも旨い日本酒の話が出てくる時がある。もしも小生の本に涙のシミ跡があったときは、苦痛の涙と受け止めてくれれば嬉しい限りである。

そう、小生は泪する「糖尿病」なのである。 


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