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小田原 SAKANA CUISINE RYO

 

190723

小田原の店はいくつか紹介させてもらった。いい店かどうかは行ってみてご自身で判断してもらうしか策はないのだが、あくまでも小生の私見で書かせてもらっている。

そこで今回も独断と偏見で、ここはいいぞと思える一件を紹介したい。「SAKANA CUISINE RYO」がその店である。小田原駅東口から5~6分だろうか万葉の湯の斜め前と書けば分かりやすいかと思われる。

入店するは夕方5時半、ほぼ満席に近い状態。サラリーマンが多いのは場所柄のようだ。もしも行かれるのなら予約した方がいいかもしれない。

さてこの店、相模湾の朝獲れ鮮魚にこだわった食材を提供しているそうだが、確かに刺身は旨かった。実は刺身以外に何を食したかあまり記憶がない。失礼な言葉に聞こえたら申し訳ないが、そう書く理由は日本酒にある。

テーブル席から、すこし離れた先に日本酒の冷蔵庫が見える。目の前まで見に行くのは恥じらいを感じるのだが、どうも一升瓶にくるくると、のの字が書かれているのが遠目に留まる。まさか「農口尚彦研究所」ではあるまいかと目を凝らすが、どうもはっきりしない。仕方なく店の人に聞いてはみたが銘柄についてはまったく理解していないようで、一升瓶をぶら下げて来てくれた。

驚くことなかれ「農口尚彦研究所」だ。

「あの~、このお酒注文してもいいですか」と恐る恐る聞いてみれば「どうぞ!」と何喰わない顔で返事が届く。「では、ぬる燗んで」「はい」となった所だ。テーブルに届くと同時に箸の動きは止まってしまった。「旨い!」ほのかな香り、柔らかな仕上がり。す~っと流れ込むと同時にほんわか旨味が広がる。

燗酒の最高峰。唸りたくなる旨さだ。

勿論、メニューのどこにも杜氏農口尚彦氏の名前は出てこない。当然ながら誰も注文しない。しかし少々心配になる。こんなに気軽に飲んでいいのだろうか。

次は冷たいままでお願いしたのだが、やはり燗の方がひと際旨さを感じられる。もう、食事のことなど頭からすっ飛んでいた。「あ~、幸せ」

ただ店の名誉にかけて語りたいのだが、他の酒も素晴らしい「モダン仙禽 無垢」「伯楽星」「AKABU赤武 」などもあるので、もしも行かれて「農口尚彦研究所」がなかったとしても、それはご了承願いたい。

ちなみに農口酒造と農口尚彦杜氏とは、今はまったく関係がないので充分ご注意願いたい。

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