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もんじゃ「バンビ3号店」

  

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築地で軽く寿司をつまみ、残りの空腹感を月島もんじゃで埋め合わせるとする。地下鉄を利用すれば、それほど時間はかからない。ほろ酔い気分で地下鉄乗車もいいものだ。

その月島。駅から繋がるもんじゃストリート、いったい何件もんじゃ屋があるのだろうか。あるわあるわの大賑わい。平日の午後なので店は空いているかと覗き込むと、繁盛しているところは満席状態。がらがらの店もあるのだが、さてどの店に着地を決めようか。

いくつか店を覗き込みながらバンビ3号店で足は止まった。理由はないが、名前がいいじゃないか「バンビ」、なぜバンビと名がついたのか一見の者は効く由もない。

注文するは、ねぎもんじゃ。それにツマミにキムチ。生ビールで喉をならして、それではもんじゃだ。

小生下町の生まれと言いながらも、もんじゃは不得意である。「焼けますか?」の問いに「すんません。お願いします。」と可愛く対応。お姉さん優しく「味の素入れますか?」の問いに「お~NO!」と謙虚に断る。

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鉄板の上に具材を回るく土手のように並べ、その真ん中に残った汁を流し込む。ソースを軽く流してキャベツを刻みながら土手を崩して混ぜ合わせる。何とも見事な手さばきだ。この技を習得しなければもんじゃは焼けない。

混ぜ合わせたもんじゃは平たく広げ、青のりを振りかけ回りが多少焦げるのを待つ。その時間が何ともいじらしい。そして小さなヘラで、隅からチビリチビリと食べ始める。実に庶民的な味わいだ。

ビールのつまみにも合う、空腹のときは食事がわりも問題はない。東京のもんじゃ、関西のお好み焼き。どちらも高級感はないが、庶民の舌には最高のご馳走だろう。

酒の良し悪しは置くとして、今日は「もんじゃ」の味に、心は躍る。


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