黒牛 中取り 純米酒無濾過生(割り水)
現在の清酒のアルコール度数が15~17度台に定まっているのは、戦後に定められた級別区分の名残であり、歴史の自然な就行ではない。
やはり燗にするなら純米酒。割り水をかけるにしても純米酒である。純米酒は米と水だけでつくった酒なのだから、割り水をかけても燗にしても、工業的なアルコール臭が浮いてくるようなことは絶対にない。
また、しっかりと完全発酵させた純米酒に限り、多少割り水をかけたぐらいでは味の調和が崩れず、燗にしても味切れが悪くならないものである。(ただし純米酒でも、まだ味が若い新酒のうちは冷で飲んだ方が良い)
夏の間じっくりと寝かせた秋上がりの純米酒に割り水をかけ、ぬる燗にして飲む。これほど美味いものはない。そしてまた、これほど健康的な飲み物もないと私は思うのである。
上原浩/純米酒を極めるより「割り水は邪道ではない」より。知恵の森文庫 定価(本体680円+税)
「黒牛」で試したかった割水。アルコール度数18.5%も嬉しい数字です。
しかし飲み進むうちに忘れ、飲みきってしまいました。
次回のチャレンジをお待ちください!
和歌山県 (株)名手酒造店 黒牛 中取り 純米酒無濾過生
精米歩合 麹米・酛米 50% アルコール分 18.5%
720ml 1,420円(税別)
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