>自動翻訳機能について

曙町場内酒場

  

立川には、何とも言えない異次元の空間が広がっている。

JR中央線立川駅の北口から徒歩2分、「曙町場内酒場」である。
昭和レトロがそこに飛び出したのか、まさにタイムスリップして楽しめる。
上野や北千住、はたまた下町の雑踏の中から湧きだした居酒屋が
立川の一角で楽しめるとは思いもよらなかった。

勿論造られた環境なのだろうが、実に心が和む。
カウンターの椅子は酒ケースがひっくり返って座席となる。
合理的な発想である。

テーブルの横に置かれた卓上コンロには浜焼きの具材が並ぶことになる。
横のお客がハマグリ焼けば、こちらも余熱でちと熱い。
そんな事は言いっこなしのお互い様だ。

焼き鳥が旨い。
この手の店で焼き鳥がまずくちゃ、話になりない。その点合格である。
も一つ楽しみがマグロ刺身の掴み取り。
大きな丼に、マグロのブツがどっさり入っている。「そんなに食うのか」
と驚いていると、手袋はめたお客がむんずと丼に手を差し入れた。
溢れるマグロが本日の収穫となる。実に楽しい。

そうだ、一つお試しにレバニラを注文してはいかがだろうか。
レバニラはどうという事ではないのだが、一緒に付いてくる唐辛子「魔」
これがすごい。
店員さんが「これ、本当に辛いっすよ」と微笑みながら置いていく。
まさに、悪魔の笑いである。
食ったら横隔膜が痙攣するから、一度お試しを。
これ、世界1辛いと言われている「ブートジョロキア」という唐辛子を
使用しているそうだ。向学のために振り掛けることをお勧めしたい。

さて日本酒は、ばくれん、醸し人九平次、一白水生と地酒も揃えているので
充分楽しめる。得てして肴はいいが酒がどうもという店が多いのだが、
ここは日本酒好きにも喉を鳴らせる。

これから暖かくなれば扉を開放してオープンテラスになるようだ。
開放感みなぎる店で、大辛一味で大汗かいて、日本酒あおれば、心は天国!


この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)