創業160周年記念酒 純米大吟醸 亀の尾仕込み(高浜虚子と夏目漱石-2)
夏目漱石は留学中に極度の神経衰弱になった事は有名です。
帰国後も家族を悩ませました。
妻の鏡子は虚子に、暇があったら漱石を表に連れだして気分転換を
計って欲しいと頼みました。
虚子はある時、漱石に文章でも書いてみたら気が晴れると思って進めました。
しばらくすると、非常に長い文章ができており、
漱石の機嫌が良く、ぜひこれを読んでくれと言う。
言われるままに読んでみるとなかなかおもしろい。
まだタイトルがついてませんでした。
漱石は「猫伝」にしようかという案を出しましたが、
「吾輩は猫である」に決まりした。
明治38年1月「ホトトギス」に掲載。
大変な反響を呼び、
漱石は好評に気を好くして、その後1年8ケ月も書き続けました。
作品中に俳句劇が出てきて、女が行水をしている。
その上に枝があって、カラスが止まっている。
そこへコウモリ傘を持って高浜虚子が登場。
この情景を詠んで「行水の女に惚れる鳥かな」という場面があり。
この句は、虚子の句集の中にあり、漱石がイタズラしたんだと、後に語っています。
引き続き文豪のエピソードですから、それに見合った銘酒のご紹介です。
ラベルのデザインが斬新で日本酒とは思えません。
新政酒造は、嘉永五年(1852)初代 佐藤卯兵衛によって創業されました。
秋田県 新政酒造㈱ 純米大吟醸 亀の尾仕込み
精米歩合40% アルコール分16度 720m? 3、334円(税別)
秋田産亀の尾100%使用
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