神奈川県海老名市「いずみ橋・とんぼ」

かつてこの国「秋津島・稲穂の国」と表現しました。秋津とは「赤トンボ」の事です。
「赤トンボ」は田んぼで育つ生物、その赤トンボがたくさん育つように、そんな田んぼで健康的な「山田錦」の米を育て、その米をしぼって酒を造るのです。
「酒造りは、米作りから」それが泉酒造の心意気「いずみ橋・とんぼ」にかける思い入れが、そこにあります。
神奈川県海老名市で酒造を続け、地元の人たちが米を作って地元の居酒屋で大切に売られているのが、その1本「いずみ橋・とんぼ」です。
実は、この酒。初めての出会いは、ちょいと降りた海老名駅前の居酒屋で出会った酒でなのです。店の店主が勧めるわけでもなく、店内に貼られた「地元の酒」の一言に心動かされて注文したのが出会いでした。
「うまい」と店主に語った時、その笑顔が今でも忘れられません。
「私も、田んぼで酒米づくりを手伝うんですよ。」そんな楽しい会話が今でも思い出されます。
その酒、町田の小田急デパート地下の食品売場にあるんですよ。その事を教えてくれたのが、酒好きなあるお方。
「昨日とんぼがね。2本しかなくて1本私が買ったから残ってないかも…。」
「よし、分かった!」向かうは小田急デパート。
地下食品売場が遠く感じる「エスカレターの急行は無いのか。ムムム」
「高田馬場はまだか」堀部安兵衛の心境。
到着するは、酒並ぶ店内。息切らして店内のお姉さんに「とんぼは…。」ニコッと笑う笑顔の奥は、商品の在庫を確約しています。冷蔵庫に数々並ぶ酒の中、実に謙虚に鎮座するは、赤とんぼのラベル。「何て、可愛いのだろう」
さて、家に帰ってキャップを外してグラスに注ぐ。
一言「うまい」
この記事へのコメントはこちら