宮城県金の井酒造「綿屋」純米酒

本日は、久々の「ホームラン」。そして、バレンタインデーに相応しく、酒瓶の横にはウイスキーボンボンを添えてみました。(けなげな、チョコ)
さて、本題です。私ども利き酒師は、生意気ながら酒の表現に、香りについては「ライチやメロンのような」なんて表現をし、味わいには「キメの細かい、余韻が長い」など、判ったようで分からない表現をします。
そんな中、「綿屋」は何も言わずに「旨い」と言いたいですね。
金の井酒造のhpには実に謙虚な表現でお酒の説明をしています。
「吟醸香に頼ったお酒造りをするのではなく、あくまで脇役での立ち位置が念頭にあるように思います。「綿屋」の酒名のごとく、綿のようにフワッとした柔らかな丸みのある口当たりのお酒が特徴のお酒になっています。」
まさにその通りです。脇役でもいい、主役の料理を邪魔しない。そして綿のような丸みの味わいで料理を引き立てる。そんなけなげなお酒が「綿屋」です。
まるで、私の生き方、私の人生のようでもあります。
夫婦で拝見してます。
バレンタインデーにと、「綿屋」妻がプレゼントしてくれました。
実に美味ですね。不思議な旨さです。
肴をひきたてながらも、口の中に残る存在感。
確かにホームランです。
これからも、楽しく読ませていただきます。