和らぎ水
酒を飲む時、水を飲むのは当然だと思われるが、居酒屋で杯を交わす輩のテーブルを見渡すと水を飲んでいない輩の姿が見受けられる。
飲み屋でも注文しないと水が出てこない店が結構あるものだ、結構どころか大半は水が出てこない。
洋酒を飲む時は「チェイサー」があるように、日本酒の場合「和らぎ水」と実に綺麗な表現で水を飲む。店のテーブルから「和らぎ水お願い」と注文してみよう。何件の店でこの言葉に反応するだろうか。
飲んだ次の日、朝の見覚めが気持ちいい日は、前の晩水を飲みながら酒を流し込んでいたはず、気持ちよく酔うためにも日本酒と水を交互に飲んでもらいたい。
熱燗はストレス解消に一役買っている。燗酒は筋肉のコリをほぐして血液の流れをよくする。そんな時も「和らぎ水」と一緒に味わえばストレス撃退に最高である。
日本酒は太ると思われている方が多いようだが、これって誤解である。どんな酒もアルコールのカロリーは変わらない。和らぎ水と日本酒をバランスよく飲むことによってカロリーを調整できる。
料理を美味しくいただきたいときには、「和らぎ水」で口の中をスッキリさせて食事を楽しめば言う事無しだと思うがいかがだろうか。
こんな事を書きながらも酒場放浪記の吉田類氏は水を飲まない。
まあ、本来水を飲まない人もいるようだが、小生も若いころは酒を飲んで喉が渇けばビールで潤していたので、あまり言えた柄ではないのだが、今は酒の分だけ水を飲む。
酒は百薬の長。そんな酒のお供に「和らぎ水」も忘れないでもらいたい。
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