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「愛酒の日」

  

昨日の8月24日は「愛酒の日」であった。歌人の若山牧水の誕生日がこの日だったので、制定されたのが「愛酒の日」だそうだ。

ご存じの如く、牧水は無類の酒好きだったと聞いている。一日一升は飲んだという話だが、そこまで来ると好きを通り越しているような気もしてくる。

人の事は言えずに、私も飲ませりゃ一升近くまで盃を重ねるが毎日は飲みたいとは思わない。そんな事をしていたら家から追い出されてしまう。

それほど酒好きだった牧水さん。歌人な訳だからここで一つ好きな歌を紹介しよう。

「かんがへて 飲みはじめたる 一合の 二合の酒の 夏のゆふぐれ」

分かるな。しみじみ感じてしまう。

「今日は休肝日にしようか。」と体に悪い事を考えたりする。「昨夜も結構飲んだからな」と思いつつ。「なら今日は一合で止めるとするか」しかしそうはいかない。徳利が軽くなってくると、寂しい気持ちに襲われる。

「いや、今日は金曜日だからな。もう一合」そして飲みだす一杯がたまらなく旨い。縁側から注ぎ入る夏の風は盃を支える指先にほんのりと涼しさを送り込んでくる。

そんな、酒飲みの心境が切ないほど伝わってくる。「縁側であぐらをかいて銚子で酒を飲むか」いい絵だな。

私にとって今日は、悲しきかな禁酒の日である。


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