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奄美居酒屋 58(ごっぱち)

 

奄美大島の空港に降り立つと、外は雨だった。脱いだコートを右手に下げシャツ一枚でレンタカー会社からの迎えの車に乗り込む。

さすがに暖かい。東京では朝晩などは冷え込んで背中を丸めながら歩くのが常だが、南国にコートは必要ないのではないかと感じてしまう。しかし、地元にの人は「冬は風が強いからね、寒いんだよ」と語り返す。確かに強い海風が髪を乱す。そう言いながらも暖かく感じる。

さて、奄美の旅も何度目かになる。今回は加計呂麻島に渡るのが目的ではあるが、その話はまた次回にして、やはり名瀬の街中で黒糖焼酎を流し込むとする。

夜になった。何だか何時もの調子で体が酒を求めて動き出す。名瀬の金久公園の近くに「58」と書かれたシックな店が現れた。「58」と書いて「ごっぱち」と読むのでご注意願いたい。

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店内は、まだ他のお客がいなかったので、取り急ぎ生ビールを注文する。お通しが小皿に三品、貝があるのだが、その名前は完全に忘れてしまった。そして肉団子、もう一つは野菜。

実に恥ずかしい話だが、その一つ一つの名前を聞いたのだが、飲んでいるうちに失念してしまった。その原因は黒糖焼酎にある。郷に入っては郷に従えとはよく言ったものだ、生ビールの後は黒糖焼酎「龍宮」をロックでガンガン飲み続けた。ほんのり残る黒糖の味が、何だか体に馴染み、「奄美は黒糖焼酎だ」と叫べながら飲み続けた。一言付け加えれば黒糖焼酎は奄美大島でしか造れない。戦後に奄美の産業と位置づけて酒税法を改正したと話に聞いた。

であるから、黒糖焼酎を飲み続けた訳だ。そして今回の旅で「酒は酔うんだ」と感じることが出来たのは収穫だと感謝していている。

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しかし、我が味覚のサガとでも言おうか。酔えば酔うほど日本酒が飲みたくなる。だが、この店。日本酒が置いてあるのが実に頼もしい。奄美とて全ての人が焼酎ではなく、日本酒にも味わいを求めるのだと思うと親密感が増すものだ。

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そんな中で、締めの料理を注文する時間となった。「油そうめん」を注文する。この油そうめんだが、奄美の大半の飲み屋にはこの油そうめんがあるという。だが、全ての店で味が違うのが嬉しくてしかたない。さて、この店も当然ながら油そうめんがメニューに載っている。注文するとにゅう麺が現れた。これ実に不思議な景色なのだが、本来は油で炒めたそうめんが基本形だが、スープの中にそうめんが入っているにゅう麺が現れたのだ。「あの~」と声を掛けると油を入れているので油そうめんだそうだ。正直その回答に脱帽した。ただ、旨いので文句は言わない。

そんな奄美居酒屋「58」は鹿児島県奄美市名瀬金久町8-7で営業している。

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