築地 長生庵
蕎麦と酒の旅はまだまだ続く。
今日の出没は、築地市場。魚の宝庫、そして外国観光客の目玉の街。行きかう人々は外国の方々ばかり。
売り手の店にも、英語が要求されるせいか、外国人が店員に鎮座しているのも稀ではない。そんな発展し成長している築地に蕎麦と酒を求めてさまよい歩く。
場所は築地場外4丁目の交差点を晴海通り左手にみて直進する、場外が途切れたと思う場所に蕎麦の旗が目に留まる。その右手奥に店を構える「長生庵」。
朝の7時から開店しているのだから、さすが築地である。店先で並ぶことを覚悟して挑んで貰いたい。
さて、店内満席の中、まずは日本酒の注文。而今の山田錦を注文、グラスに注がれた味は「旨い」に尽きる。姫小鯛の天ぷらに本マグロの赤身漬け刺しも注文する。つまみには最高である。
あまりの混雑に長尻は迷惑かと、二杯目の花陽浴の純大おりがらみと海鮮丼のセットをまとめて注文。カツオ、しらす、鮪の中トロに蕎麦まで付くデラックス版だ。中トロつまみに流し込む花陽浴の旨みがたまらない。
相席の対面に座った男性客も刺身とビールで楽しんでいる。本来だと一言話しかけて交流を深めるのだが、外にも客が並んでいる混雑を見れば長居は出来ない。さっさと食って飲んでお開きとした。
いい酒と、旨い刺身、そして蕎麦の味は築地ならではと喜びに尽きるところである。
豊洲だ築地だと決断に迫られてはいるが、場外はこの場に残る。それよりも、この活気を見れば築地市場は移転せずに、このまま営業を続けたほうがいいのではと本気で思ってしまう。
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