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樽酒、原酒、にごり酒、生一本

  

さて、本日は皆さんとお酒の勉強をしましょう。知っているようで、知らないのが、お酒の用語です。

参考になるかは皆さんの判断で…。それでは勉強の「始まり、始まり」

☆樽酒とは。

杉樽に詰めた樽酒は、日本的ムードのある商品です。しかし、詰めてから日数が経ちすぎると樽の香味(木香)が付きすぎてくどくなります。
このために、賞味期間を限定したオーダーメイドにならざるを得ません。

そこで、いったん杉樽に詰めた清酒を、完全殺菌してビンに詰めた酒も販売されるようになったので、ほどよい「木香」のついた酒を、いつでも簡単に飲むことができます。

☆原酒とは。

もろみをしぼった後、水を加えない酒(アルコール分1%未満の範囲内で加水調整することは酒税法で認められています)。多くはアルコール分18~20%ほどの濃醇な酒です。
もろみの段階では、発酵の調整のために加える水の量を増やすこともできるので、アルコール分15%以下という原酒を造ることも可能です。

一般的な日本酒は、原酒に水を加え、アルコール分を13~15%ほどにした商品が主流になっています。

☆にごり酒とは。

もろみを網目(3mm方眼以下)のふるいでこしたもので、白く濁った酒。
古代の酒は、ほとんど「濁酒(にごりざけ)」だったと考えられてきました。
しかし、奈良時代の書物には「清酒(すみさけ)」「糟(かす)」という言葉が出ているため、発酵の終ったもろみを布などで濾し、粕(かす)を分離した浄酒(すみさけ)も、すでにあったということがわかります。

☆生一本(きいっぽん)

「生(き)」は生酒(きざけ)に由来する「寒造り」を意味し、「一本」は火入貯蔵した酒を容器からそのまま樽詰することをあらわしており、まじりっ気のない酒というのが、昔の「生一本」の意味でした。
現在の「生一本」とは「自社醸造した純米酒」であることを意味しています。

と、勉強してもらいました。参考になりましたでしょうか…。

(月桂冠 お酒の辞典より)


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