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日本酒辞典は「賞味期限」

  

実は、とある酒屋さんに、この冬「ひやおろし」が置いてありました。不思議でしょう?「ふやおろし」は冬に絞って一度火入れして、夏の間蔵の中で保存をして、秋に出荷するお酒です。
ですから、秋の夜長に楽しむお酒なのに、今、この3月に酒屋さんの店頭に並んでいるのは…。これって、「売れ残り」。

勇気を振り絞って「このお酒、美味しいの?」と聞いて見たのです。酒屋の店主は、堂々と「きちんと保存されていれば大丈夫。お酒も人間と同じ、年齢がかさめば味に深みが増す」と…。
ただ、それは酒屋さんの話。自宅の冷蔵庫だと、目安が必要ですよね。そこで分かるようで分からないお酒の賞味期限を説明します。

まず、お酒のラベルに書かれている製造年月は、お酒を絞った日ではありません。瓶詰めされた日です。これは、最初に確認です。

そこで、「生酒」から説明です。ラベルに「要冷蔵」「冷蔵庫にて保管」などが書いてあります。生酒の場合、加熱処理されてませんから劣化が速いのです。家庭の冷蔵庫ですと、6~8ヶ月程度が限界かと思えます。

それでは生酒ではないお酒は?これも、本来、冷蔵庫に保管した方がいいですね。
日本酒には、香気成分・アミノ酸・有機酸・糖分などが含まれていますので、時間の経過とともに香味や色の変化が見られるので、劣化するのです。
そうは言っても、冷蔵庫の中に入れっぱなしにしていると、家族には不評を買いますから、生酒は仕方ないとして普通は、光が当らない場所に保管して10ヶ月から1年が限界かな、と思います。

勿論、開封していない時の目安です。お酒の中には「一年熟成」や「古酒」など種類が多様です。あくまでも目安として参考になれば…。


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