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きき酒師

  

さて、今日は「きき酒師」の説明をしたいと思います。
きき酒師と言うと、お酒の銘柄を当てる人のように思われがちですが、決してそうではありません。
飲食店・酒販店においては、日本酒の香りや味わいなどを分かりやすく説明したりお客様の好みや料理など、その人に最もマッチした日本酒を提供できるプロフェッショナルを「きき酒師」といいます。

日本酒は、その酒の産地や銘柄、製造方法の表記(大吟醸や純米など)、価格といった情報だけでは、なかなか理解してもらえません。
「きき酒」とは、酒類の持つ特性を物理的、官能的、心理的に様々な方法を用い、酒の現状を客観的に分析、評価し、表現する技術です。  

きき酒の目的とは1.品質の善し悪しの評価 2.個々にある固有の特性の認識 3.第三者への伝達を目的とした香味表現 4.飲用方法の策定
以上4点が挙げられますが、正直言って、この事は「きき酒師」としての試験に合格する時に考えればいいことです。

ようするに、日本酒を、美味しく、楽しく飲んで貰えるために、どんな料理にどんなお酒が合うのか、その事をきちんと説明できる人だと思ってください。
その為には、お酒の知識として日本酒の歴史、酒米の種類や産地、酒の製造方法など知らなければならない知識は当然身につけなければなりません。

お酒の銘柄を当てるのが目的ではありませんと書きましたが、それではお酒の味が分からなくても、きき酒師になれるかと言えば、そうはいきません。
お酒を4つのタイプに分類して、その種類はテイスティングで確実に分からなければなりません。
☆薫酒(香りの高い吟醸系)、☆爽酒(軽快でなめらかな生酒系)、☆醇酒(コクのある生もと系)、☆塾酒(熟成された古酒系)のどれに当てはまるかをテイスティングで見極めます。
そして色や味、香りの個性を言葉で表現し、どのような時にどんな料理が合うのか、どんな人に提供すれば喜ばれるのか、それが説明できなければ「きき酒師」の試験では落第です。

つまり日本酒のソムリエですね。

どうでしょう。ご理解願えましたか。


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