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新青森駅 魚っ喰いの田(さかなっくいのでん)

  

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北海道では雪だとか。そんな東京もめっぽう寒い毎日となっている。外は雨、こんな日は何となく心も沈みがちになるが酒飲む意欲は落ちる所を知らない。

大体、気持ちが落ち込むことはまず無いのが取り柄だ。どんな悩みも5分以上真剣に考えて結論の出ない悩みは、悩まないことにしている。そんな事はどうでもいいのだが、「旨い酒が飲みたい」そんな唯一の欲求を胸に抱きながら青森まで走ってしまった。

しかし新幹線は便利なものだ、新青森まで3時間ちょっとで着いてしまう。列車の中で駅弁をつまんでカップ酒でも飲んでれば、酔ってひと眠りした時には盛岡を通過しているのだから日本も狭くなったものだ。

さて、そんな青森の旅。酒を求めて右へ左へ、しかし出会え無い時には思うようにいかないものだ。ツマミは旨いのだが、酒で「これだ!」と叫ぶほどの店とは出会えずに新青森駅で帰りの時刻を気にしながらの一杯となってしまった。

迎え待つは新青森駅「魚っ喰いの田」。駅の食事処は結構いい店とも出会える。しかし、新青森駅は3件しか店がない。そうなれば、飛び込むのは青森ならではの海の幸を味わえる店に入るのは道理というものだろう。しかも大間のまぐろや、季節の焼き魚も目に留まれば、それだけで満足できる。

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さて注文は、まず刺身の盛り合わせと一手打つ。酒は陸奥八仙、純米大吟醸だ。喉が鳴る音、聞こえないだろうか。刺身は実に美味い、さすが青森だ。

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酒の味はどうか?と聞くなかれ、酒は嗜好品である。そして次の打つ手は、さば塩焼きにいかげそから揚げ、えだまめも添えながら田酒を狙う。料理は旨い、これだから旅はたまらない。田酒の味は、これも嗜好品の一言に尽きる。

青森の紅葉も、この寒さで落日となるのだろうか。こんな時期、もう一度旨い酒を求めて歩いてみたいと、色染まる山間を眺めながら思うのである。


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