泉橋酒造
小田急線海老名駅から、タクシーに乗車です。運転手さんは一言返事でハンドルを回しました。それだけ有名なようです。
「そこら一帯が泉橋酒造さんの田圃ですよ」と蔵の近くで教えてくれました。ほーっと見渡す一帯は、確かに田圃や畑です。
約11年ほど前から始めたという地元の米作専業農家との共同研究で、酒米「山田錦」「雄町」「亀の尾」は、この田圃で生まれたようです。
そして、幹線道路から一本横道に折れると、「泉橋酒造」登場です。
蔵の入り口には、大きな桶が…。蒸した米を広げる桶なのでしょうか?なかなか見応えのある道具です。
左手には蔵の仕事場が見えます。勝手に入るわけにいきませんから外から写真を「パシャリ」
正面は事務所でしょうか。会社の看板がかかっていますから、間違いなく事務所でしょうね。
そして右手には「酒友館」と書かれた試飲が出来る場所があります。
その「酒友館」の名前ですが、「酒」は造り酒屋と酒米の酒。「友」は安政4年に酒屋を始めた初代「友八」の名前から友だそうです。
酒友館の中では、男の方がテイスティングの最中でした。ワイングラスに注がれたお酒をクイッと入れて、ジュワっと吐き出す。また、別の銘柄を口に含んで、ジュワ。遠く九州から来られた酒屋さんでした。酒造会社の社員の方も3人ほど…。
私も試飲をお願いすると、社長夫人が気持ちよくお酒の説明と米のこだわりを語ってくれました。
「どちらか、お店の方ですか?」と奥さんから一言。「いえいえ、素人です」と応えると、「珍しいですね」と…。どうも素人さんで平日タクシーに乗ってまで来る人はいないようです。
小一時間お酒の話題で時間をいただきました。私、試飲はきっちり飲ませていただきました。懇切丁寧な奥様の対応と、ほんのり酔い気嫌で満足しました。
泉橋酒造「いい酒蔵でした」
この記事へのコメントはこちら