秋である。
秋である。
紅葉と、酒の香りに誘われて、足は奥多摩方面に向けられた。
立川から拝島駅へ、降り立って駅から歩くこと15分。石川酒造で昼食を取った。
多満自慢で有名な酒蔵だが、ここの食事もなかなか行けている。レストランの名前は「雑蔵」と書いて「ぞうぐら」と読ませる。
テーブルに並べられた、亀口取りは、さっぱりとして切れ味に、つまみの肴がよく似合う。
エビと栗のてんぷら、そして油で通したギンナンと併せた岩塩が、冷たい酒にピッタリである。
仕上げ取ったざるそばは、焼けた喉には最高であった。
急ぎで仕上げた昼食は一時間で、お開き。次に向かうは澤乃井の小澤酒造。2時から予約の酒蔵見学に遅れる訳にはいかない。
到着した沢井駅。駅の目の前が小澤酒造、観光客でごった返しの超満員。いつもの事とは覚悟はしたが、すごい賑わいである。
さて、蔵見学は以前にもブログに書いたので今回はあっさりと、90㎜500円の「梵」で舌先を湿らせてみた。
90㎜500円とは一升1万円。えらい高い酒ではあるが、昼食に飲んだ多満自慢が頭に残り、味覚を味わう感覚が薄らいでしまった。
正直、味が分からない。
そんな、酒蔵見学も締めは立川駅で食した大衆酒場。これが結構うまいものだからガンガン飲んでフーラフラ。
帰りの多摩センターでイルミネーションの夜を楽しんだが、頭の中はピーカピカ。
最後に地元の飲み屋で、一杯重ねたが、2杯目にはどうしても手がのびなかった。
何とも、飲み続けた一日であったが、実に楽しい時間であった。
それもそのはず、10人の仲間達との珍道中でもあった。そんな仲間の話は次の機会に…。
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