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千曲錦酒造

  

16年ぶりの訪問先は「千曲錦酒造」。佐久平駅から徒歩で15分程度、車で5分程の場所に位置するのが、この蔵である。

北に浅間山山系、南に八ヶ岳連峰、その真ん中に日本最長の川、千曲川が脈々と流れ、極寒の中で醸されるのが千曲錦酒造の銘酒である。

売店に立ち寄ろう。広い店内には利き酒のコーナーも準備されている。当然と言えば当然の所作である猪口を購入し酒に心を集中する。

まだ午前中ではあるが、旅の工程につきご勘弁願いたい。

並べられた幾本かの日本酒。大吟醸「酒の精」、寒仕込純米「千曲錦」、純米吟醸「千曲錦」、純米吟醸「帰山」参番、超辛口「帰山」。

さて、どこから手を付けるのか。考えるのも面倒なので、端から猪口を差し出した。

信州佐久の自然が酒の旨味に染み込んでいる。口元から伝わる旨さの調和は喉を通って体内で乱舞するまで数秒とかからない。

「いい酒だ」そんな言葉が自然と湧き出て来る。

今は、日本酒が全国各地で造られてはいるが、やはり寒さの中で搾られる酒は雑菌の抑制効果もあるため必然ではあるのだが、やはり理にかなった蔵のあり方なのかもしれない。

そんな事を考えながら利き酒は数を重ねた。

蔵の方との会話を肴に、いい時間を送らせてもらった。「感謝!」である。


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