ゴールデンウィークねえ。どうだろう、人にとっては心待ちにしている大切な時間だろうが、どうもパッとしない。

これって年齢のせいなのか。何だかウキウキ感が薄れて来ている。

しかし、外を眺めてみれば夏近しと、街中は華やかな雰囲気に包まれている。本来ならこの素晴らしき時間を楽しみにしていたはずなのだが、なぜなのか。

これは何かが違うと感じるのは、やはり新型コロナウイルスの影響で、生活環境が大きく変化してしまったのが原因かもしれない。人混みを避け続け、自宅にこもることが推奨されるなか、ゴールデンウィークをどう過ごすか悩んでいたのが、ここ数年だ。

この頃は、街中の雰囲気も少々弾けた感もあるが、マスクの着用がある限りコロナ前とは言い切れない。

そうだ、少し先まで出歩いてみるか。自宅から歩ける範囲で右に左に赴くままに歩いてみると意外に楽しい発見がある。普段は仕事に追われて、なかなか自分の時間を作ることができないが、鳥のさえずりを聞きながら、何もしなくても、ただ自然と共に過ごすことで、自分自身を取り戻すことができたかもしれない。

もしかすると歩く途中で、偶然が幾つも重なるかもしれない。何て考えているが、特に何も起きそうにもない。

ゴールデンウィークは、自分自身と向き合い、自然と共に過ごす良い機会である。

「な～んて事を考えてみたが、まったく身にならない言葉の羅列になったな」とせせら笑って、「糞くらえ」と叫んでみた。

何だかんだ言って、酒飲んで寝ちまうのが一番かもしれない。