経堂 トシヤベルデ
小田急線経堂駅、北口からすずらん通りを真っ直ぐに進む。400メートルほど歩くと左側に「トシヤベルデ」がある。入口からは店名のような派手さは感じられないが、店内はなかなか洒落た雰囲気だ。
当日は予約を取っていなかったので、開店の5時前に足を踏み入れて「5時からお願いしたいんだけど」と口頭で予約を入れる。だが、その日は何故だか5時半開店。「30分間どうするべ~」と考えながら、店の並びにある豆腐専門店「豆腐ボウル」で喉を湿らす。ただ豆腐が専門なので豆乳でグラスを傾けたが、これが結構いける。豆乳を甘く見てたと反省する。
そんな訳で、30分間の豆腐づくしを味わった後、とうとう「トシヤベルデ」の開店となる。通されたのはカウンター、向かって左には寿司職人の板さん。右手にはイタリアンシェフ。何とも奇妙な取り合わせだが、見た目に違和感はない。
そして料理の注文だ。まずは和風で「刺身の盛り合わせ」を頼むとしよう。長皿に鮪を始め何品かの刺身が行儀よく並ばれている。ただ、刺身のつまがカイワレ大根と来た。これ結構いいものだと感心をする。つまが大根だとついつい残してしまう。その点カイワレ大根は、ちょいとツマミにもなって、皿の上は綺麗に残らず平らげてしまう結果となる。
そんな事に感心しながら、鯛の昆布締めも注文する。これも程よく昆布の味が染み渡って「ほほっ」と微笑んでしまう。酒はというと「開運」をチョイス、メニューには「磯自慢」と「開運」しか書かれていなかったが、店の人に聞けば他の酒も教えてくれる。ちなみに二杯目は「澤屋まつもと」を注文。
さて、この店の妙技は和と洋のコラボだ。右手に目を投げれば、パスタを茹でながら小気味よい動きでグリルパンの上で大串の焼鳥を焼いている。これ、「食ってみたい」と思いつつその大きさに少々考えてしまう。
てな訳で、この店の面白いところは、寿司を食いながらパスタも食える。まさに和洋折衷の料理屋、ただ蕎麦屋にラーメンが置いてあるのとは訳が違う。この違和感ありそうな取り合わせの中から、旨みがほとばしる感覚である。その証拠に、小生が入店してからひっきりなしに入ってくる客は全て予約の客。数十分で店内満席の状況となった。
最後に、ワサビのパスタで締めとした。シェフがパスタを茹で、最後に生わびをすりおろして振りかける。まさに和洋折衷のコラボである。
お久しぶりです。
百合の華です
今回は経堂ですか・・・いいですねぇ
相変わらず良いお店の紹介
参考にさせて頂いております。
今後も期待しております。
残暑厳しき折
お身体はくれぐれもご自愛下さいますように。