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ちょっと考えて一言。

  

どうしても美味しく飲めない酒がある。

越の何とか、というお酒が地酒ブームの走りとなって一躍有名になった。

それは、それでいい事なのだが、そんな有名ブランドが本来の値段の2倍・3倍で売られているのを見ると減なりしてしまう。

先日も、「新潟に行って、いい酒を購入してきた」と知人からお誘いの連絡をいただいた。

テーブルに並べられたのが、その越の何とかだったのだが、封を切って香りを感じても、味わいを見ても取り立てて美味しいとは思えなかった。

しかし、その知人はきっと高い金額で買ってきて喜んでもらえるだろうと、そんな気持ちだったのだろうが、心から喜んで飲めない思いは、言葉に言い難いものがある。

途中で、「お燗にしようか」と言ってはみたが、何とも情けなくなる。

どうして、それほど旨くない酒が、有名になり、しかも高額な金額で売られるのだろうか。

そりゃ、昔は流通も悪く、地酒のお酒が手に入らない頃には分かるのだが、今のこのご時世に…。

それとも、この味が分からない私自身の勉強不足が、こんな言葉を言わせているのだろうか。

もし、そうだとしたら謝らなければならない。

だけれども、くどいようだが、その銘柄の酒は旨いと感じないし、日本酒があまり好きでない人が飲むと「こんな金額出して飲むんだったら日本酒は結構」と言うのではないだろうか。

日本酒が売れない原因に、もしこんな理由があるとしたなら、非常に残念である。

酒販業界に問題があるのか、それともスーパーなどで利益目的だけで販売しようとするその姿勢に問題があるのか。

だが、そもそも、このような販売を許している蔵元にも問題はないのだろうか。

いやはや、消費者が利口にならない限り、良くならない業界なのだろうか。


コメント一覧

  1. 提灯の明かり より:

    月の明かりさま、お久しぶりです。
    実は、「越のなにがし」や以前お話にあった「なにがし山」、わたしも香りも味わいも値段ほどでないように思えます。やっぱり勉強不足でしょうか。
    「こんな金額出して飲むんだったら日本酒は結構」
    たしかにそんな声が聞こえてきそうです。
    日本酒は、人間の手が入る工程が多く値段もそれなりになってしまうのはわかりますが、この場合は過去の歪んだ「日本酒ブーム」の産物なのでしょうか。
    全国にはまだまだ世に出てほしい日本酒がありますよね。
    これからも、美味いお酒どしどし紹介してください。

    本日、我が家は年に数回の日本酒の日。「でも、なにがし山は好きだよ」という妻と山形の地酒で乾杯です。

  2. 月の明かり より:

    提灯の明かり様 

    書き込みありがとうございます。「月の明かり」です。

    思いに共感していただき、感激です。
    「そうだよな」って思ってくれる人が増えれば、
    日本酒業界もよくなると思うのですが…。

    それより、奥様はなにがし山が好きですか。
    そうなんですよ嗜好品ですから、旨いと思う人もいますから、ここが微妙ですよね。

    一人で不味い。と叫んでも「旨い」と感じる人を無視できませんものね。

    ですから、少しでも「こんなに美味しいお酒がありますよ」と紹介する事で、
    「こりゃ旨い」と、銘柄だけでなく感じる人が増えるといいなと思っています。

    そう言いながらも、この頃書き込みが少なくって反省している毎日です。

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