- 2009-12-19 (Sat) 09:53
- 日本酒の種類

このお酒なかなか手に入らないようだ。「土佐金蔵」名前もユニークだが、蔵の姿勢もユニークなようだ。
蔵が選んだ店舗でしか販売していないという、高知でもお目にかかれないようだ。
さて、この「土佐金蔵」この名前が気になりはしないだろうか。幕末の絵師、金蔵(通称 絵金)がその由来だ。
酒蔵をアトリエにして、独創的かつ情熱的な屏風絵を描く絵師。高木酒造のある赤岡町にはこの金蔵が描いた屏風絵が多数残っている。

その屏風絵も、見事なものである。
さて、純米生原酒の「土佐金蔵」に話を戻そう。
一升瓶を最初に封を切った時に「味が若い」と感じたのである。
もう少し、ふくらみが欲しいと感じたのが、率直な感想であった。しかし、しかしである。
これからが、この酒の見事な所だ。封を切って3日後、「金蔵」の味わいは本領を発揮した。まろやかな膨らみが、見事に表に出ていたのである。
これが日本酒のいい所である。時として、一升瓶を開封した時に、「たいした事ないな」と感じる時がある。
しかしここで諦めてはいけない。少し温度を上げて、常温で飲むと「フワーッ」とまろやかになる時がある。
それだけ、日本酒はバリエーションを変えて楽しめる、良さでもある。
勿論、自分自身の舌先の感覚、体調でも、味は違って感じる時がある。
であるから、神亀酒造の専務はアミノ酸の入った菓子は食べないと言う。日本酒のアミノ酸、その旨味の味わいを大切にしているのだ。
実に、「格好いい」専務である。
そんな味わいを感じる意味でも、「土佐金蔵」は深みのある、いい酒である。
手に入らないと冒頭に書きながら、くだくだと書くのは申し訳ないが、何かの機会に目に止まれば試してもらいたい。
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