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「しあわせのかおり」という作品

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のっぴきならない用事で、3日間も書込みをお休みしてしまいました。

中には新型インフルエンザで倒れたのでは、と心配された方もいるかもしれませんが、本人いたって元気。
ただ、書く時間と題材がつかめなくて、結局お休みしてしまいました。

しかしこの間、「書かなくちゃ」と一日中考えているものですから、題材探しと時間探しで頭の中が、混沌とした状態が続いてしまいました。
そうなりますと、益々プレッシャーがかかって「書く」という行為が重たく感じられて仕方ないものなんですね。

パソコンのキーボードまで向かうのですが、次が進まない。時間には追われて、結局挫折した3日間でした。

実は、美味しいお酒にも遠ざかっていたのです。

そんな時に、1本の映画と出会いました。

「しあわせのかおり」という作品です。

「会社辞めてきました。私に料理教えてください」その一言が、物語を発展させる、実に静かな映画です。
料理といういたってシンプルな世界が、心の隅々の汚れた何かを、洗い落としてくれました。

野菜を刻む音も、鍋の振り方も、油の跳ねる音さえも、画面に付加価値を加えてくれる、そんな映画です。
中谷美紀と藤竜也の好演。そして流れる音楽の奥深さ、カメラのアングルも極上の調味料として存在します。

この3日間、「酒」という題材を考えながらも「造る」素晴らしを共感させてくれた「しあわせのかおり」との出逢いは、私に心動かされる時間を作ってくれました。

日本には、こんな素敵な映画を作る監督と土壌があるのですね。

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