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09 September 2010
ちょっと考えて一言。

どうしても美味しく飲めない酒がある。
越の何とか、というお酒が地酒ブームの走りとなって一躍有名になった。
それは、それでいい事なのだが、そんな有名ブランドが本来の値段の2倍・3倍で売られているのを見ると減なりしてしまう。
先日も、「新潟に行って、いい酒を購入してきた」と知人からお誘いの連絡をいただいた。
テーブルに並べられたのが、その越の何とかだったのだが、封を切って香りを感じても、味わいを見ても取り立てて美味しいとは思えなかった。
しかし、その知人はきっと高い金額で買ってきて喜んでもらえるだろうと、そんな気持ちだったのだろうが、心から喜んで飲めない思いは、言葉に言い難いものがある。
途中で、「お燗にしようか」と言ってはみたが、何とも情けなくなる。
どうして、それほど旨くない酒が、有名になり、しかも高額な金額で売られるのだろうか。
そりゃ、昔は流通も悪く、地酒のお酒が手に入らない頃には分かるのだが、今のこのご時世に…。
それとも、この味が分からない私自身の勉強不足が、こんな言葉を言わせているのだろうか。
もし、そうだとしたら謝らなければならない。
だけれども、くどいようだが、その銘柄の酒は旨いと感じないし、日本酒があまり好きでない人が飲むと「こんな金額出して飲むんだったら日本酒は結構」と言うのではないだろうか。
日本酒が売れない原因に、もしこんな理由があるとしたなら、非常に残念である。
酒販業界に問題があるのか、それともスーパーなどで利益目的だけで販売しようとするその姿勢に問題があるのか。
だが、そもそも、このような販売を許している蔵元にも問題はないのだろうか。
いやはや、消費者が利口にならない限り、良くならない業界なのだろうか。


