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August 2010

「発酵道」寺田本家当主 寺田啓佐著

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「微生物は謙虚な姿勢でありながら、自分らしく、楽しく、仲良く生きているように見える。そこは大きな共生の世界、仲よしの世界、感謝と報恩の世界だ」

一冊の書物の、文中の言葉を引用させてもらいました。

その書物は、千葉県香取郡「自然酒蔵元・寺田本家」23代目当主の寺田啓佐氏が書いた「発酵道」の一文です。

300年に及ぶ老舗の造り酒屋「寺田本家」に25歳で婿入りしたのが、寺田啓佐氏。

当然酒造りなどまったく分からない。まして酒は下戸。それでも23代目を肩にしょい、走り出したのはいいのだが、婿入り翌年から「日本酒場離れ」が到来します。

売上が落ち、利益は下がり、行き着く先は体を壊して入院、手術とお決まりコースでした。

病気の原因は「腸が腐って」いたそうです。

しかし、人とは不思議なものです。腸が腐ることから、「発酵すると腐らない」と考えが及ぶのです。

ここが、凡人と偉業をなす人の違いかもしれません。それからは、「発酵」と「腐敗」を追い続けます。寺田本家再生の一歩が始まるのです。

そして「本物の酒を造ろう」と心に決めるのです。米を見ても農薬と化学肥料を使った米は、月日が経つと黒いタール状になてしまいます。

でも、無農薬の米は、何ら形も変わっていません。本当の米なら1000年経ったって米から芽が出るといいます。

米だけでなく、麹菌も酵母も「生きている」のです。その酒蔵の微生物が人間の生き方をも教えてくれるのです。

酒は、狂い水です。でも、その活用と適量を使い分けられれば、なんて素晴らしい飲み物となるのでしょうか。

発酵道から学ぶことは、私自身の生き方にも影響します。

機会があれば、「発酵道」購読をお薦めします。

北海道の旅。〆は「千歳鶴」。

走ること800キロ。

千歳空港に降り立つと同時にレンタカーの車はひたすら走ります。その日のうちに帯広までの道のり。

ナビの調子は快調なれど、高速に乗る道を避けるようナビは動きます。無理やり高速道路に突入、何と言っても、高速料金無料で突っ走れるから嬉しい。

高速から眺める広がりは、やはり北海道ならではの広大さ。「はてしない大空と、広い大地の…。」と歌った松山千春の思いが、胸にささります。

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初日は帯広の駅近く「魚千」で、おばちゃん料理に舌鼓を打つことになります。店の正面に「私・時価」と書かれた料理メニューを注文しそこなったのが心残りです。

二日目は旭川まで走って、そして3日目。札幌すすきので宿を取ります。夜は、蟹料理そしてホッケの刺身と、現地でなければ楽しめません。

二次会は、ちょいと若いお姉さんが一人で営業しているスナックへ。「ねえ、この店暑くない」「そうなのクーラー壊れてるの」…。その夜、北海道は最大の熱中夜でした。



そして4日目。札幌と言えば、「千歳鶴」です。

朝、10時の千歳鶴ミュージアムに飛び込んで、その味わいを楽しむ…。と書きたいところですが、当日向かった足は、車。



残念、無念…。しかし、北海道でしか購入出来ない、特別純米酒と純米原酒の生を購入。

味わいの楽しみは東京でと先延ばしして、千歳空港へと走りました。

何と、3泊4日で走行距離は800キロ。走りに走った夏休みでありました。

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