Home > Archives > February 2010

February 2010

本日は勉強編「しぼり」です。

さて、この頃あまりお酒について学びの場がありませんでした。今日はお酒の「しぼり」について書いてみましょう。

岩手県の南部美人さんのhpに素晴らしい書き込みがありますので、参考にさせていただきました。

それでは、お勉強の開始です。

null

南部美人さんでは3種類の方法でお酒をしぼります。通常のお酒は自動圧搾ろ過機(通称:ヤブタ)でしぼります。このしぼり方は全国の酒蔵でも最も一般的で、時間が早いことから酸化を防止する点としっかりとしぼれる事が利点です。

ただ、圧力が強いため、繊細なお酒である大吟醸などをしぼるのには向いていません。



ヤブタでしぼることに向かない大吟醸などの繊細なお酒は「ふね」と言われる昔ながらのしぼりかたをします。袋にもろみを3Lくらいずつ入れ、それを横にして重ねていき、上から圧力をかけてしぼります。

この「ふね」は圧力がヤブタほど強くなく、デリケートなお酒をしぼるのに向いています。

ただ、大量のお酒を早くしぼることはできませんし、袋を重ねていく事に非常に職人の技術が必要になること、そしてしぼる時間がヤグタと比べると長めのため、酸化をさせないようにしなければいけません。



そして、最後のしぼり方は「雫しぼり」という方法です。これは通常の市販酒ではやらず、大吟醸の鑑評会出品酒のために行われる方法です。ふねと同じように袋にもろみを入れて、それをタンクの中につるします。30袋位つるしますが、これは自然の重力のみでしたたり落ちてくる「雫」の部分だけを取る方法です。つまり自然の重力以外の圧力を一切かけずにしぼる超デリケートなしぼり方です。

このしぼり方をすると、お酒として必要な成分だけが抽出され、必要ない雑味などは一切お酒に出てきません。まさに数珠の一滴を取る方法です。

ただ、量が全く取れないことが欠点で、市販するお酒に採用すると、とんでもないコスト高となってしまうため、今では鑑評会出品酒用のしぼり方としてやっています。

この3種類の「しぼり」が、南部美人さんの方法です。

いかがですか、日本酒とはいかに手間を掛けてしぼりあげているか、ご理解出来ますでしょうか。

一升瓶に込められた、その手間の数々が、味わいとして飲み手の喜びに結びつくと思うと、安易に飲みたくないなと思います。

感謝の気持ちで、今夜も杯を重ねます)%<br />
<br />

期待の小田原散策紀行・第2弾「OHASI」

null

お待たせしました。期待の小田原散策紀行「第2弾」であります。

そしてその第2弾は夜の部であります。と申しましても、夜の部は食事の部ですので…。

さて、今回小田原で見つけた「その1店」は、OHASIです。「おはし」と読むんですね。何とも可愛い店名。

小田原駅東口に出て、中央通りを歩いて左側。数分で着きます。

この店「OHASI」何がいいかと言えば、日本酒の揃いがいい。

数多くあるわけではないのですが、ただ新潟県渡辺酒造「根知男山」(ねちおとこやま)があるなだなて実に粋じゃありませんか。

それ以外にも、山口県旭酒造「獺祭」(だっさい)や、山形県「楯野川」福島県「大七」と書けば、店の雰囲気はつかめるでしょう。

それに、グラスで注文が出来るのです。「獺祭」もグラスで399円。これって酒飲みには最高なんですね。何杯も色んな種類を飲めるのですから「こりゃたまらない」。



料理も、なかなかいける肴が並んでいます。

その中で抜群に旨かったのが、「マグロの赤身」おすすめで「採算抜きです」と言われたマグロの刺身は最高に旨い。

そして、この店「OHASI」で、どうしても食べてもらいたいのが「白米」つまり「ご飯」なのです。

ご飯だけ注文できますから、どうぞ食べて見てください。セイロに中に、真っ白なご飯が熱々の湯気と一緒に姿を現します。

その飯「旨い」。

理屈抜きに「この白米は必ず食べて」と、声高に叫んでしまいます。

そんな事書いていたら、白米が食べたくなりました。

それでは、これから朝食にします。では、また…null

小田原散策紀行「だるま料理店」

「春ですね」こんな日には、少し足を延ばして小田原の街を歩いてみませんか。一日楽しむ事ができる小田原散策紀行をご紹介します。

とは言いながらも、利き酒師の散策ですから、美味しいお店も紹介しますからご安心ください。

さて、スタートとしますか。その前に小田原駅の観光案内で行く場所の確認をして下さい。丁寧に地図の中に場所を書いてくれますからご安心を…。

null

小田原駅を降りると、まず最初に足を向けたいのが「守谷のパン」。なぜ最初にパン屋さんなのかと疑問に思われる方は行けば分かります。

お客の多い事。そしてアンパンが旨いこと。あんこがベッチャカ入っていて、その割には甘さ控え目で二個も食べれば満腹になる「守谷のパン」はお土産にご用意ください。



さて、昼食には少々早いのですが、店が混むといけないので「のれんと味のだるま」に向かいましょう。

小田原駅から7分ほど、大正14年に建築され、国の有形文化財に指定された老舗ですから行けばすぐに分かります。屋号は「だるま料理店」。



レトロな店内で注文するのは「天重」2,100円とお値段高めですが、海老に穴子、かき揚げに帆立、さらには相模湾の魚がビッチリですからお値段は贅沢に。刺身も注文しましたが、これはおまけの贅沢。

大衆的な天汁の濃い味が、浅草の大黒屋を思い出させます。ただ、あまり重たい味付けが苦手な方は、定食物の方が胃袋には優しいかもしれません。

お酒は控え目に、梅酒を注文。「まだ先がありますからね」。



満腹気分で、小田原のお堀周りを歩いてみましょうか。小田原の名物「梅干」を買われるのなら、箱根口の梅万資料館に立ち寄って下さい。

明治、大正とスッパイ梅の歴史を見ることが出来ます。そこらのスーパーで買う梅干より全然安いのでお買い得です。実は、「ふきのとう」タダでいただいたので、お礼の宣伝を。

そして、腹ごなしに小田原城をご覧下さい。

さて、次のコースは、マニアックな旅行気分に浸ってもらいましょうか。



小田原駅から大雄山線に乗車です。終点の大雄山で下車。駅前のバスで道了尊「最乗寺」に向かいます。



普段、心が腐ってしまっている生活環境を、森林浴と共に参道を散策しようじゃありませんか。老杉生い茂る中、霊気を感じることができれば仏の道に一歩近づく事が出来ます。



さて、心が癒されたら体のリフレッシュです。最乗寺から歩いて向かうは、素肌の湯「おんり~ゆ~」温泉浴と森林浴ふたつののんびりを心ゆくまで…。

露天風呂で「ゆっくりしましたか」。

「おんり~ゆ~」最後のバスは夕方6時30分乗り遅れないように、そして大雄山駅から小田原に戻ります。

そして楽しみは夕食へと向かいます。

そんな夕食メニューは…。「次回にしましょうか」null

新潟県村祐酒造「村祐」亀口取り無濾過生原酒

null

毎年100種類以上のお酒を飲んでいると、段々次のお酒が見つけにくくなります。

そんな時に、再度お気に入りの日本酒を口にするのも、いいものです。

そこで、本日紹介するのは、以前にも書いた「村祐」であります。

若い専務兼杜氏・村山健輔氏が取り仕切る、知る人ぞ知るとても規模の小さな酒蔵「村祐酒造」。

社長を初め専務以下、数人で蔵の営業・配達・発送のすべてをこなすため、年間の生産石高はわずか200石に過ぎず、超がつくほどの極少量生産。

しかしそのメリットは計り知れません。杜氏自らが隅々にまで目が行き届くことのできる生産量のため、酒造りには専務杜氏がお酒に携わる中で感じた、日本酒対する様々な思いが蔵独自の酒造りに対する"こだわり"となって現れています。

そのこだわりの中でたどり着いたお酒がこの「村祐」(むらゆう)です。

栓を開けると、白ワインを思わせる爽やかな香りが鼻をくすぐります。口に含んでみると、「スッ」と通って行くとても上品な甘さ。

そんな味わいは、日本酒の醍醐味でもあります。

今夜は一杯。「村祐」でせめてみてはいかがでしょうかnull

静岡県志太泉酒造「蔵出し濁り酒」本醸造生原酒 

null

お酒の紹介をする前に、長らく書き込みを留守しました。数少ない読者の皆様には、大変ご迷惑をお掛けしました事、お詫びいたします。

私ごとですが、今までの仕事を全部整理しまして、新たな旅立ちを始めたいと思っています。

そんな残務整理のため、ここ一週間非常に忙しかったので、日本酒を味わう時間もありませんでした。

本日からはしばらくの間「プー太郎」ですので、安心して書き込みができます。引き続きのご購読よろしくお願い致します。

さて、そこで登場するのが静岡県志太泉酒造の「濁り酒」であります。

志太泉酒造の経営方針からご紹介しましょう。

現杜氏は伝統的な能登杜氏の技術を受け継いでいます。長く蔵に在籍した歴代の南部杜氏手法、静岡吟醸としての基本、これを土台にして新しい志太泉の酒造りを一歩一歩模索し、前進しているのが志太泉酒造です。

生産量800石から900石。丁寧に手が、全てに行く届く範囲で酒造りに努力しています。経営的にも安定するには、現状の製造石数が妥当と考えてるようであります。

そんな蔵元が手掛けた「蔵出し濁り酒」本醸造生原酒。

濁り部分の多い濃い系の濁り酒です。今年は発泡性はやや弱めで、静かに開栓すれば噴くことはありません。

ほんのり口元で発泡性が感じられる程度ですから、開封も安心です。

やや甘くミルキーな感じと力強さが交互に楽しめる味わいは、日本酒があまり好きでないと思われている方に、入門編としてお薦めします。

冬のひと時には、格別であります。

滋賀県喜多酒造「夢銀河」純米大吟醸 無ろ過生原酒

null

小生、12年間続けてきた仕事を辞めることにしました。(あっさりと書きますね)

そんなこんなで身辺整理のために、めちゃくちゃ忙しく、今月中の書き込みは不定期になると思います。

購読下さっている皆様には、大変ご迷惑おかけしますが、来月からはバッチリですので、しばらくのご勘弁を…。

さて今日は純米大吟醸を購入です。

近江の国八日市。初代の喜多儀左ェ門が酒造りを始めたのは、文政3年(1820年)のことでありました。以来、190年、日本の伝統文化のひとつである日本酒、その良き姿を守りつつ、高品質で個性ある日本酒を醸し、より良き日本酒、喜楽長を求めて日々精進努力する事が、喜多酒造の変わらぬ姿勢であります。

その味は、米の旨みを充分に引き出し、豊満ともいえる味わいです。

無濾過生原酒の出来栄えは、口中で広がる味わいの豊かさとして絶品の味わいです。

酸味も喉の奥で喉越しの滑らかさを進め、酸味と甘味のバランスが抜群であります。

純米大吟醸が1800ml、3,150円(税込) ですからこれは安い。

またまた、「い~い、お酒と出会いました」

「越前の贅を尽くす晩餐会」

null

~福井越前港から直送の越前ズワイガニ と福井の地酒を満喫する会~
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

福井が世界に誇る越前ズワイガニ、
東京で3万円相当するものを、1人一杯、ご用意します!

それも、当日、網元さんが持ってきてくれるという贅沢な蟹です。
蟹にあわせた福井の地酒も6種揃えます。
蔵元さんも福井から来てくださいます。
お土産もあります。

よろしければ、お試しになりませんか?
こんなチャンスは二度とないと思います。

<開催日時>
2月24日(水)
第1部 18:00~20:00
第2部 20:30~22:30

<会 場>
麻布萬會(あざぶまんかい)
(港区麻布十番2-8-10 パティオ麻布十番ビル7階)
http://www.mantani.jp/mankai/

<会 費>
お一人様 20,000円


★☆★ 詳しくはこちらをご覧下さい。 ☆★☆★ 

http://www.akikotomoda.com/

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 

築地「奈可嶋」

null

いい店とは、それこそ降って湧いたように見つかるものである。

東京駅の黒塀横丁と言われる一角がある。壁面が黒く覆われていて独特な雰囲気の飲み屋街と言おうか。

その隅に陣取っているのが築地「奈可嶋」。大正創業の老舗水産会社、築地中島水産が営む豊富な品揃えと、選りすぐりの鮮魚を刺身・焼・煮・蒸・揚などお好みの食べ方で楽しませてくれる。

店内はゆったり落ち着いた和の雰囲気である。お酒も香りが楽しめるようにグラスもこっている。このワイングラスは、飲み口が先細りとなって、吟醸香を楽しむには最高のグラスである。

それでは、最初の一杯は福井県加藤吉平商店「梵」純米大吟醸から手始めとする。普通に買えば、一升瓶で1万円はする酒なのだが、グラスで注文すると手頃な金額で飲めるので幸せである。

またこの味が「旨いんだ」。格別の味わいである。



酒の肴は「くえのコブ〆」これがまた歯ごたえのよさと、〆たコブの味わいが肴には打ってつけである。

さらには、玉ねぎの薩摩揚げ。これがいけるのだ。薩摩揚げの中に、玉ねぎが埋め込まれていて、揚げた香ばしさと実にマッチングしている。そして、辛子明太子。

二杯目の酒は、山口県旭酒造の獺祭「だっさい」である。蔵元のある”獺越”という地名から「獺」の一字をとり、変革と革新の中からより優れた酒を創り出そうという高い志から酒名を「獺祭」と命名したこの味。

これもまた、格別である。

この店「奈可嶋」。夕方6時には満杯状態であった。予約して来られるお客も多く、もし行かれる時には予約をしないと入れないかもしれない。

小生も店先で20分程、空き席を待たしてもらった。しかし、待ってる間もお茶の接待を受けて、至極満足である。

この店、再度訪ねたい店として、お薦めしたい。

More...

Home > Archives > February 2010

Page Top