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相模大野 よゆう灼々(よゆうしゃくしゃく)

  

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まず、店の名前がいい。余裕綽々をひねって決めたのだろうが何とも粋な名ではないだろうか。そんな余裕の店は小田急線相模大野駅北口に存在していた。

駅を降りて伊勢丹側に進んでもらいたい。最初の十字路を左に折れそのまた左側に店がある。間口が狭いので見落としてしまいそうだが、まあ探して貰いたい。

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開口一番この店刺身が旨い。刺身のいい店は、焼いても煮ても大抵失敗しないと決めているので、最初に魚の味わいで合格点が取れれば後はゆっくりと楽しませてもらえる。

いつだったか、小田原で烏賊を注文して、その不味さにそのまま店を出た経験がある。

店に話を戻すが、ここの特徴が日本酒の多さにある。60種類あると説明された。ただ、種類は多くても管理が悪ければ当然酒は死んでしまう。この銘柄でこの味はと首をひねってしまうことが結構あるものだ。

その点管理もしっかりとしていた。冷蔵庫に収める時もきちんと空気抜きをして味わいを損ねないように努力をしている。若い店主のようだが、なかなか出来るやつだ。

もう一つ、酒の注ぐ量を3勺、7勺、一合と分量を小刻みに注文できる。3勺と言えば54ミリリットル、大きめの御猪口一杯分程度だろうか。鍋島のsummer moonが3勺350円、7勺で660円、一合なら900円。値段は別として種類を飲みたい時には、この方法は好きである。

そして、ワイングラスに注がれてくるから益々気に入った。ワイングラスは色も、香りもきちんと見定めることが出来る。いい酒は、いいグラスで。これ小生のセオリー。

そんな店でゆっくりと時間を送らせてもらった。旬な鮮魚と日本酒は夏の暑さを忘れさせてくれる。味わい深い一夜を、よゆう灼々気分で過ごしてみてはいかがだろうか。


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